シリーズ第5弾

桜の杜の満開の下

“鬼の呪い”によって、花をつけなくなったと
言い伝えられている《咲かずの桜》。

新宿御苑の片隅にひっそりとたたずんでいた
その桜が、数百年ぶりに満開になったとき、

秘められた呪いに導かれるかのように、
4つの事件がトキオを震撼させた……!


A5版/115P/モノクロ/800円
探偵が活躍し、怪人たちが跳梁跋扈する街『トキオ市』を舞台につづられる、ロマン&ミステリアス・アンソロジー第5弾!

企画製作:『探偵都市トキオ』製作委員会
原案・コンセプトワーク・レイアウト:中田誠司
作:雨宮和禾、瀬島毅彦、中田誠司、奈々
表紙イラスト:坂本一水
印刷・製本:ポプルス


内容紹介

帝都白華円舞曲 〜櫻花謡曲〜
雨宮和禾
「鬼が来まする」「桜が咲くのをお待ちなさい」――トキオに蔓延する不吉な予言。ある日、大徳寺美津子が、御厨菜奈花を新宿御苑に誘った。あやしい開花の気配を見せ始めた《咲かずの桜》の下で、菜奈花は面をつけた怪人たちと出会うのだった。

鬼が隠した屍
中田誠司
満開になった《咲かずの桜》の下で、創作舞踏の公演が行われることに。その最中、高円寺と空木を含む二百人の観客が見守る前で、舞踏家は胸に刃物を突き立てられ、命を落とした。舞踏家の恋人だった少女は、事件は「鬼の仕業」だと謎めいた言葉を発する。

『逢魔が刻』
瀬島毅彦
鬼の姿をした《機械人形》がトキオを騒がせていた頃。皇族にして探偵・日嵩祠宮凪仁が、その娘、千里眼を持つ少女・琥珀とともに上京した。ふたりを待ち受けていたように、ラジオからはヴィランズ・ラヂオスタァの犯行声明が流れ出す。

鹿鳴館奇譚 ――桜児娘子(さくらこのおとめ)――
奈々
仮面の女探偵・九条院望のもとを訪れた“依頼人”……それは連宮寺撫子だった。撫子は桜を描いた柄の振袖を持参し、着物に秘められた因縁を語る。望は、「犯人の心情に同化する」能力で、振袖の過去を知る。彼女はそこに、陰惨で意外な光景を見るのだった。